もうすぐ2025年!初詣はどこへ行くかお決まりでしょうか。
今更ですが、2024年は奈良県の大神神社(おおみわじんじゃ)に初詣に行ってきました。
大神神社とは 基本情報
大神神社とは?奈良県桜井市にある日本最古ともいわれる神社。本殿がなく、三ツ鳥居を通してご神体・三輪山を拝する。ご祭神は国造りの神・大物主大神(おおものぬしおおかみ)。
住所 | 奈良県桜井市三輪1422 |
時間 | 9時00分~17時00分 |
料金 | 参拝無料 |
公式サイト | https://oomiwa.or.jp/ |
アクセス | JR三輪線「三輪駅」下車 徒歩5分(三輪駅まで京都駅からは1時間前後) |
大神神社は古社のなかの古社。縄文から続く古神道の伝統を受け継いでいる神社といわれています。
ずっと「おおみわじんじゃ=大三輪神社」だと思っていた私・・・。
漢字表記は「おおみわじんじゃ=大神神社」。
ご存じの方も多いと思いますが、「大神」=「神さまの中の神さま」という意味。それだけ立派な神さま(ご祭神の大物主)が祀られている神社ということですね。
古神道とか、縄文神道とか。ロマンを感じます。テンションあがります!
実際に行ってみた 癒しのオーラ溢れる優しい雰囲気
思った以上に緑が多くてびっくり。山がご神体というのを実感します。
本殿などの建造物ではなく、山や岩などの自然物に神さまが下りてくる・もしくは常に宿っているというのが古神道の考え方。
なので、大神神社には本殿がありません。あえていうなら三輪山自体が本殿ということのようです。立派な建物ですがこれは拝殿(はいでん)と呼ぶのだそう。この拝殿は重要文化財(徳川家綱によって再建)。
山全体がご神体とあって、社と鳥居は山中にたくさんあり、それぞれ色んな神様が祀られています。
三が日の様子 お祭りのような賑わいだけど、行列はなし
私が行ったのは1月3日。1年で一番賑わうであろう初詣期間とあって人出も物凄くありました。お祭りのようです。駅から続く大きな参道には屋台もたくさん出ています。たこ焼きやお好み焼き、ケバブ、いか焼きなど、普通の屋台フードが売られていました。
それでも境内は人の海で歩けない、という程でもなく。
賑やかでしたが落ち着いて回れました。参拝も、並んで数十分は待つ、ということもなく、長くても三、四人待てば順番が回ってきました。(1月3日のお昼ごろです)
撫でうさぎは人気のようで、かなり列ができていました。
撫でうさぎとは?参集殿にあるうさぎの像。撫でると運気があがり、撫でた箇所の体の痛みが取れるといわれている。ご祭神の大物主大神がうさぎを助けた「因幡の白うさぎ」の神話に因む。
関東の初詣人気が凄まじい神社、例えば三が日の明治神宮なんかはこうはいきません。前に1月1日の年越しまたいで明治神宮に参拝した時は、お参りするのに寒空の下で数十分は行列を待った記憶があります。
賑やかな雰囲気はありつつ落ち着いていたので、とても良かったです。
財宝の神さまもいたり・・・
展望台から大和三山(やまとさんざん)(香具山(かぐやま)・畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま))も見えます。この写真には全部は写ってないですね、すみません・・・。
どこか懐かしく、優しい雰囲気のする三輪山の自然。寒かったけれど、なんだか癒されました。
ハイキング気分で登るのは禁止!三輪山への登頂について
三輪山は、古代から神さまの宿る神聖な山と考えられてきました。そのため長い間禁足の地で、入山は禁止されていました。
が、近年では許可証をもらい、ルールを守れば入山・登頂ができるそうです。
神聖な山なので、あくまでお参り目的の登山のみがOK。レジャーやハイキング気分では登らないでね、ということのようです。
入山受け付けは大神神社内にある狭井神社でできます。
文豪・三島由紀夫も愛した古社 三輪山に満ちる日本精神の息吹
大神神社は文豪・三島由紀夫も感銘を受けた場所だそうです。面白い記事を見つけました。↓
三島由紀夫が表現した「清明」という言葉は三輪山にぴったりです。
日本の歴史や精神の深いところを感じたいという方には外せないスポットではないでしょうか。綺麗な場所なので、ゆっくりと癒しを感じたいという方にもおすすめです。
次は初詣以外の季節にも行きたいと思います!